鍼灸適応症¦感冒
-滋賀県守山市・県立総合病院(旧:成人病センター)近くの鍼灸院です‐
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鍼灸適応症
感冒
感冒
感冒とは、[風邪]が人体に侵襲しておこる悪寒、発熱、頭痛、鼻閉などを主症とする外感病です。
1年を通じてどの時期でも発症しますが、とりわけ冬と春に多発します。本病は[外邪]が[肺衛]に侵犯することによって起こりますが、四季の気候の変化と病邪の違い、また体質の強弱により、証候としては[風寒]、[風熱]、[気虚]による感冒があります。
感冒の原因(西洋医学的視点)
①風邪をひいている人からの直接感染
②感染源に触れたことによる間接感染
③免疫力の低下
【症状】
❶鼻水、せき、くしゃみ
❷痰
❸のどの炎症
❹悪寒・発熱
【予防方法】
⑴バランスのとれた食事をとる
⑵睡眠をしっかりとる
⑶手洗いとうがいを習慣づける
⑷室温は20~25℃、湿度は60~80%になるように心がける
中医学的視点([ ]内は中医学用語)
感冒の発症は、主として不規則な生活、寒暖の不注意、また過度の疲労などにより、[腠理]がゆるんで[衛気不固]となったり、または体質が虚弱なために、[衛外機能]が低下していると、邪気が皮毛や口鼻から侵入して起こります。[肺衛]を損傷するので、一連の[肺経症状]が現れます。外邪の性質が[寒]に偏しているもの、[熱]に偏しているのも、[湿]に偏しているものがあります。また、邪気に対する反応の個体差もあります。
【原因】
①外邪(風邪、寒邪)-風寒
②外邪(風邪、熱邪)-風熱
③外邪(暑邪、湿邪)-暑湿
④気の不足(過労、虚弱体質)-気虚
などがあり、一括りに感冒と言っても原因は様々です。中医学的には大まかに次のように分けることができます。※以下の分類にないものもあります。原因を探り治療します。
風寒(ふうかん)
・悪寒
・発熱
・頭痛
・無汗
・鼻閉、鼻声、鼻汁
・喉の掻痒感
・咳嗽、痰は多く水様
〈治法〉不足している気を補います
〈ツボ〉太白、足三里、合谷、気海、脾兪など
風熱(ふうねつ)
・発熱
・汗が止まらない
・頭痛
・口乾、咽頭痛
・軽度の悪風、悪寒
・咳嗽、痰は粘い
・鼻閉、粘い鼻汁
〈治法〉不足している気と血を補います
〈ツボ〉三陰交、足三里、血海、気海、脾兪、膈兪など
署湿(しょしつ)
・発熱を感じるが触ってもらっても熱くない、または顔は紅くなく青白い
・頭重感
・みぞおちにつかえ感
・四肢関節の重だるさ
・痰は多く粘い
・小便が黄色い
・口渇
〈治法〉気の流れをよくします
〈ツボ〉太衝、内関、間使、気海、中脘、膻中など
気虚(ききょ)
・悪寒、発熱
・息切れ
・頭痛
・倦怠感
・鼻閉
・咳嗽、痰は白い
・食欲不振
〈治法〉熱を取り除き水の流れをよくします
〈ツボ〉内庭、三陰交、行間、陰陵泉、水分、脾兪など